2021/02/01
~痛みは「我慢」より「コントロール」を~
日常生活に支障を来すひどい生理痛を月経困難症といいますが、思春期ではそのほとんどが、子宮が未成熟であることに起因します。痛みに対して鎮痛剤を使用する場合、我慢の限界を待つより、痛みそうと思ったらすぐに飲む方が効果的です。また、一部に子宮内膜症が隠れている場合があり、進行すると将来の妊娠に影響する可能性があります。子宮内膜症の予防と症状の軽減には低用量ピルが有効で、世界的にも初経以降は使用が可能とされています。生理痛は誰にでもあるものと我慢させず、ご相談ください。(内診は行いません。低用量ピルは月経困難症の保険適応があります。)
※成人ですでに月経困難症で診断・治療を受けている方は、基本的にはかかりつけの産婦人科を受診してください。