
インフルエンザ感染症は、冬に流行すると思っている方がだチア数でしょう。ところが、近年では夏にもインフルエンザにかかる人が増えています。ここ数週間で当院でもインフルエンザの診断の方が増えてきていいます。
◎夏に流行する理由
インフルエンザウイルスは本来、低温・乾燥を好みます。しかし、夏でも流行が見られるのは以下のような要因があるためです。
♦人の集まり:冷房の効いた室内に人が密集し、換気が不十分になりやすい。旅行先で感染したという場合もあります。
♦免疫の低下:暑さや冷房による体調不良、睡眠不足などで抵抗力が落ちやすい。
♦ウイルス性質:季節を問わず小規模に流行する型が存在。
◎夏かぜとの違い
夏風邪(アデノウイルスやエンテロウイルスなど)とインフルエンザは、症状が似ていて区別が難しいことがあります。
もちろんCovid19との症状ともにかよっています。症状だけでは区別できません。
◎対策のポイント
- 冷房使用時もこまめに換気をする。
- 手洗い・うがい・マスクなど基本の感染対策を続ける。
- 暑さに負けないよう、十分な睡眠とバランスの良い食事を意識する。
夏だからといって油断せず、体調の異変を感じたら早めに医療機関を受診しましょう。
夏にかかっても、インフルエンザの薬は有効です。
当院では6歳以上の方に、痛みを伴わずに検査できるインフルエンザの検査(nodoca)もあります。こちらの検査は喉を特殊なカメラで撮影し、AIでインフルエンザの診断を行う医療機器です。症状がある場合にはご相談ください。