2026年4月03日

ここ最近、麻疹(はしか)の流行が国内外で報告されており、改めて感染対策の重要性が注目されています。麻疹は非常に感染力が強く、免疫を持たない人が感染するとほぼ100%発症すると言われています。
実は発症すると命に係わる感染症なのです。
麻疹とはどんな病気?
麻疹はウイルスによって引き起こされる感染症で、発熱、咳、鼻水、目の充血などの症状に続き、全身に発疹が現れます。一見すると風邪のような症状から始まるため見過ごされることもありますが、肺炎や脳炎などの重い合併症を引き起こすこともあり、決して軽視できない病気です。はしかはいったん発熱したと解熱し、再度発熱をします。発疹が出るのは2回目の発熱の時であり、最初の発熱ではわかりにくいのです。
海外との往来が活発になる中で、麻疹は国外から持ち込まれるケースが増えています。特にワクチン接種歴が不明な方や、接種回数が不十分な方は感染リスクが高く、集団感染につながる可能性があります。自分が麻疹にかかったという自覚がなく、公共交通機関をつかって移動してしまい、多数の人に感染を広げてしまっているケースがあるようです。
◎ワクチン接種が最も有効な予防法
麻疹の予防にはワクチン接種が最も効果的です。現在、日本では「MRワクチン(麻疹・風疹混合ワクチン)」として定期接種(1歳と年長さんが対象)が行われており、通常は2回の接種で高い免疫を得ることができます。
以下の方は特に接種状況の確認をおすすめします:
★母子手帳で接種歴が確認できない方
★1回しか接種していない可能性がある方
★医療・教育・保育など、人と接する機会が多い職種の方
★海外渡航を予定している方
~自分と周囲を守るために~
麻疹は空気感染するため、手洗いやマスクだけでは完全に防ぐことが難しい感染症です。ワクチンによる免疫を持つことが、自分自身だけでなく、周囲の大切な人々を守ることにもつながります。
「自分は大丈夫」と思わず、この機会にぜひ接種歴を確認し、必要に応じてワクチン接種をご検討ください。
当院ではMRワクチン接種の予約をwebにて受け付けております。ご質問のある方は遠慮なくお問合せ下さい。




