甲状腺疾患
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休診日:木曜午後、土曜午後、日曜、祝日
●…院長による診察
▲…院長と非常勤(男性)医師2名による診察
★…院長と非常勤(女性)医師2名による診察
※乳児検診・BCG…それぞれ月1回/14:00-15:00まで
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(★…祝日あけ、午後休診、超音波検査日の場合)




※予約は30分ごとの設定になっています。皆様病状が異なりますので、症状を伺い診察や検査に要する時間も様々です。予約時間はあくまで目安とご理解ください。
※患者様の体調や検査内容によってお呼びする順番が前後する場合がございます。
※時期によって混雑状況は少々変化しますので、年間混雑目安もご参考ください。
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甲状腺疾患

甲状腺は首の真ん中、のど仏のすぐ下にあります。重さ15-20g、大きさが4-5cmほどの臓器です。蝶ネクタイのような形をしており、気管に張り付いています。女性の方が男性より大きく、高い位置にあります。外からはほとんどわかりませんが、甲状腺の病気になると腫れてくることがありますので首の下が太くなったように見えてきます。甲状腺は、体の代謝や成長などを調節するホルモンを分泌する作用があります。
甲状腺の病気は、甲状腺の異常や障害によって引き起こされる病気の総称です。甲状腺疾患には、甲状腺ホルモンの分泌過剰による甲状腺機能亢進症を示すバセドウ病や無痛性甲状腺炎(橋本病の1病型)、甲状腺機能低下症をしめす慢性甲状腺炎(橋本病)、甲状腺に炎症を起こす急性化膿性甲状腺炎、亜急性甲状腺炎、甲状腺が大きい単純性甲状腺腫、甲状腺に腫瘍ができる甲状腺がん、結節性甲状腺腫などがあります。
バセドウ病や慢性甲状腺炎(橋本病)は比較的女性に多い疾患です。若い女性の場合は不妊症の原因になっていることもあります。
高血圧や脂質異常症、血糖値の異常を示すことがあるため単純な生活習慣病と間違えられることがありますので、治療を始める前に甲状腺機能の検査をお勧めします。

| 甲状腺機能亢進症 | 甲状腺機能低下症 |
|---|---|
| ドキドキする、脈が速い、高血圧 | 脈が遅い、低血圧 |
| 暑がり | 寒がり |
| 汗っかき | 皮膚の乾燥、皮膚の色素が抜ける |
| 手足が震える、多動傾向 | 言葉や動作がおそい、声のかすれ |
| イライラする、不安、頭痛、異常行動 | 眠い、ものわすれ、活動性低下 |
| 体重減少 ※食欲が増加し太る例もあり |
体重増加 ※食欲低下し痩せる例もあり |
| 下痢 | 便秘 |
| 脂質系のデータが低値 | 脂質のデータが高値、CK上昇 |
| 眼球突出 | まぶたのむくみ |

甲状腺の腫れや痛み、甲状腺ホルモンの異常が疑われた場合は以下のような検査を実施します。
甲状腺ホルモン(fT3,fT4)下垂体ホルモンである甲状腺刺激ホルモン(TSH)を測定します。またバセドウ病が疑われるときには抗TSHレセプター抗体、慢性甲状腺炎(橋本病)が疑われる場合には、抗TPO抗体ならびに抗サイログロブリン抗体を測定します。
甲状腺機能低下症では血液検査で脂質異常症や肝機能異常をみとめることがあり、単なるメタボリックシンドロームと間違えられることもあります。健康診断で指摘された高脂血症の場合でも潜在する甲状腺の病気の可能性も考えなくてはいけません。
また一部には、ホルモンの数値が一部のみ異常を呈している潜在性甲状腺機能低下症あるいは潜在性甲状腺機能亢進症の場合があります。すぐに治療を要さなくても、定期的な経過観察が必要になります。
動悸や徐脈など脈拍異常をきたしている場合には心電図検査を実施する場合があります。甲状腺機能亢進症の場合、頻発する期外収縮や頻脈性心房細動になっていることがあります。また甲状腺機能低下症では心臓の周りに水が溜まっている場合があります。いずれも心不全を起こしている場合がありますので注意が必要です。これらの場合、甲状腺ホルモンの数値を正常化することによって心電図異常や心不全が改善することが多くあります。ただし、心房細動については早期に治療介入しないと慢性化してしまう場合もあり注意が必要です。
心電図で異常をきたしている場合には、甲状腺以外の原因も考えなくてはいけません。心電図異常、高血圧や心不全が疑われる場合には心臓超音波検査を実施することがあります。
甲状腺の腫大が疑われる場合、また甲状腺に腫瘍が疑われる場合に甲状腺の超音波検査を実施します。実際の甲状腺の大きさの計測、腫瘤がある場合はその大きさや血流の有無を確認します。万が一、甲状腺腫瘍が大きいまたは悪性が否定できない場合には近隣の適切な医療機関をご紹介し、精査をお願いしております。

一般的には抗甲状腺薬であるチアマゾール(MMI)15-30mg/日から開始します。また動悸や高血圧の症状が強い場合にはβブロッカーを併用する場合があります。MMIは甲状腺ホルモンの数値を改善させるために有効ですが、副作用が出ることがあります。副作用として注意すべきは、顆粒球減少症、肝機能障害、蕁麻疹などです。この副作用は薬物治療開始から2-3か月以内に起こりやすいです。蕁麻疹などは約20人に1人ほどの頻度で発生します。無顆粒球症の場合は、細菌と戦うときに必要な白血球が減ることにより極端に抵抗力が落ち、熱が出たりします。その場合はすぐに受診をしてください。2-3か月問題なければその後は、非常にまれなANCA関連血管炎という副作用が起きなければ長期に内服しても副作用は起こさなくなります。ですから、内服開始後は必ず定期的な採血が必要になります。チアマゾールでアレルギーが出る場合には、プロピオチオウラシル(PTU)に変更する場合があります。また副作用が重い場合には、内服治療ではなく、放射線ヨードによる治療や甲状腺亜全摘が必要になることがあります。当院では実施できないため、近隣の専門医療機関をご紹介させていただきます。ほとんどの場合甲状腺ホルモンが正常値になるまでに、1-3か月ほどかかります。また、バセドウ病がなおり、薬飲まなくてもよくなるまでは何年も長い期間が必要です。薬が効くと甲状腺ホルモンが下がって症状がなくなってきます。しかし、しばらくは1錠内服してもらいます。勝手に薬をやめてしまうと、数か月後に再発してしまうことが非常に多いです。TSHレセプター抗体の値が低く、MMIまたはPTUを1錠1日おきに内服して、半年から1年間甲状腺ホルモンが正常に維持できれば薬を中止してよい可能性が出てきます。自己判断で治療を中止することは非常に危険ですので、必ず医師と相談してからにしましょう。
合成甲状腺ホルモン薬(レボチロキシンナトリウム)を少々から開始します。ホルモンの数値を見ながら徐々に増加していきます。また、下垂体疾患を合併している場合には、先に副腎皮質ホルモンの補充から開始します。長期に甲状腺機能低下症に気が付かれなかった場合、高齢になってから認知症と間違われることがあります。
上記に記載したようにありふれた症状でも、実は甲状腺疾患でしたということがしばしばあります。特にお母さん世代では、「子育てが忙しいからしかたない」「更年期だからこんなもんかな」といって受診が遅れてしまうこともあります。内分泌疾患全般に言えることですが、まずは小さな異常でも疑ってみるところから始まります。少しでも気になる場合にはご相談ください。
実は甲状腺疾患を放置すると命にかかる場合もあります。
甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症のいずれも適切な治療をしないとストレス、発熱、疲労、急な手術などが引き金となり重篤になりかねません。
※甲状腺機能亢進症→甲状腺クリーゼ(ショック、昏睡、うっ血性心不全など)
※甲状腺機能低下症→粘液水腫性昏睡(極端な低血圧、低体温、ショックなど)
きちんと診断・治療につなげていきましょう。
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