お天気の影響を受けやすい気管支喘息|青和クリニック|内科・小児科・循環器内科・腎臓内科

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お天気の影響を受けやすい気管支喘息

お天気の影響を受けやすい気管支喘息|青和クリニック|内科・小児科・循環器内科・腎臓内科

「梅雨時は喘息が悪化しやすい」「台風の前には発作がでやすい」という話を聞いたことがありませんか?

6月と言えばそろそろ雨が多くなります。梅雨の湿気や気圧の変化は、喘息の症状を悪化させやすい要因です。

気管支喘息は空気の通り道(気道)に炎症が続くことで、刺激に敏感反応して発作的に気道が狭くなることを繰り返す病気です。気道が狭くなることで、呼吸をするときにゼイゼイ、ヒューヒューと音がします。

日本では子供の8~14%、大人では9~10%の方が気管支喘息と言われています。喘息は小児の病気ではなく、高年齢で発症する方もおられます。その原因はアレルギーによることが多いのですが、その原因物質が特定できないこともあります。

梅雨時に喘息発作が多くみられるのは以下のようなことが理由とされています。

◎湿気の増加 → カビやダニの繁殖が活発になり、アレルギー反応が誘発されやすくなります

◎気圧の変化 → 呼吸器の粘膜が敏感になり、咳や息苦しさが出やすくなります

◎気温差 → 朝晩の寒暖差が激しいと、気道が収縮しやすくなります

 

こうした条件が重なることで、「いつもより咳が出やすい」「夜間に息苦しくなる」といった症状が増えてしまいます。

喘息の方はこんな症状があります。

●夜間・明け方に咳き込む

●階段や坂道で息切れがする

●季節の変わり目に体調を崩しやすい

喘息の発作が出ているときには、気管支拡張剤や痰を出しやすくするお薬や吸入薬を使用します。症状が出ている間は無理をせずなるべく安静に過ごしましょう。

そして喘息の治療でもう1つ大切なのは「発作を起こさせないこと」です。実は症状が安定しているときこそが大切です。自己判断で薬を中止するのではなく、医師と相談しながら普段の治療を継続していきましょう。症状を見ながらお薬を減らしてくことは可能です。

    喘息は、 きちんと治療すれば日常生活に支障なく過ごせる病気 です。

    「咳がでるのは仕方ない」と思わずに、医師にご相談ください。

    (呼吸器科の医師は水・金午後の診察です。もちろん他の曜日でも休診日以外は対応可能です。)