
1月後半からインフルエンザB型が猛威を振るっています。今はインフルエンザのお薬も広く使われるので、薬を飲んだらすぐに解熱したというお話はよく聞きます。でもインフルエンザが治って熱も下がったのに、咳だけが長く続くことは珍しくありません。
「もう治ったはずなのに…」と心配される方も多い症状です。高熱が出たということは、それだけ体にもダメージはあるわけです。なので1日で解熱しても、決して完治しているわけではありません。この時になるべく安静に過ごすというのもとても大切です。
そして、熱よりもそのあとの咳がつらいという方も少なくありません。
通常どのくらい咳がつづくのか
●1~2週間程度:よくある経過。発症からこのくらいの時期はある程度の咳は仕方ないと思われます。
●3~4週間続くとき:気道の炎症が残っている場合、このように長引く場合があります
●1か月以上:喘息など、他の病気が隠れている可能性あり
インフルエンザウイルスは、感染することによって気道の粘膜を傷つけます。そうなると咳反射が過敏な状態になるため、回復後もしばらく咳が出やすくなります。また、同時に痰も増えて悪いものを体外に出そうとする反応が起きます。治る過程では、咳や痰も大切な体の反応であるともいえます。
こんな咳は「感染後咳嗽(かんせんごがいそう)」
●夜間や早朝に咳が出やすい
●会話・冷たい空気で咳が出る
●痰が少ない、またはほとんど出ない
これらは、感染後咳嗽と呼ばれ、自然に軽快することが多いです。
受診をおすすめするサイン
次のような場合は、再受診をおすすめします。
●咳が3週間以上続く
●咳がだんだん強くなっている
●息苦しさ・ゼーゼーを伴う
●黄色や緑色の痰、発熱が出てきた
このような場合には、肺炎、気管支炎、咳喘息などが隠れていることもあります。
では咳を悪化させないために、日常生活での対策はどうしたらよいでしょう?
●室内の加湿を心がける
●冷たい空気・煙・香りの強いものを避ける
●無理をせず、しっかり休養をとる
咳は体を守る反応ですが、長引くと体力を消耗します。
「治りかけなのに咳だけ残る…」という場合も、お気軽にご相談ください。




