2026年6月24日

今年はすでに、一部の保育園で「手足口病」が流行しています。これから水遊びをする時期になってくるともしかしたらもっとはやるかもしれません。
実は去年は手足口病の患者さんは少なかったのですが、今年は小さなお子さんたちで流行しています。手足口病の原因ウイルスはコクサッキーウイルスやエンテロウイルスによることが多いとされていますが、そのウイルス自体の中にも種類があるため、毎年ちょっとずつ症状に特徴がある印象です。そして、同じ年に2回感染したなんてこともあります。
今年の手足口病の特徴として、
◎急な高熱 ◎口の中よりも手足の発疹が水疱になり発疹の数がおおい ◎熱が出たときにはわかりにくい
などがあります。多くは1週間程度で治りますが、登園の目安としては「熱がなく食事がとれる」のはもちろんのこと、手足の水疱がぐちゅぐちゅしていることがなおり、乾燥してからがのぞましいと考えます。この水疱は、間水痘やヘルペスじゃないか、と言われるケースもあります。熱とのどの水疱だけであれば、ヘルパンギーナの可能性もあります。
小さい子たちは症状がうまく伝えられませんが、この手足口病の水疱はどうも痛みとかゆみがあるようです。ついかきむしってしまったその結果、水疱に二次的に感染をおこしてしまい、「とびひ:伝染性膿痂疹」を併発することがあります。これはウイルスが原因ではなく、細菌(主に黄色ブドウ球菌)が原因となっておこる病気です。手足口病の水疱と同じく、水疱やぐちゅぐちゅした皮膚、かさぶたができます。
●発疹の周囲が赤くはれる ●黄色いかさぶたができる ●発疹が急速にひろがる ●熱が続く
このような場合には手足口病にとびひを併発している場合があります。とくにもともとアトピー性皮膚炎のあるお子さんが悪化しやすいです。この場合は抗生剤の内服や外用、かゆみ止めの内服を併用します。とびひは周囲のお子さんにも感染を広げてしまうため、きちんと直してからでないと登園ができません。なかなか水疱が治りにくい場合には、必ず受診をしましょう。
また手足口病は、水疱が治ってしばらくして忘れたころに爪がはがれることがあります。また新しい爪は生えてきますが、危なくないように切ってあげましょう。ちなみに、大人にも感染しますのでご注意ください。




