2026年9月02日

高血圧の人は朝も早くから起きて元気な人のイメージを持っている方もいるかもしれませんが、そうとは限りません。疲れて元気がない人でも血圧が上がっていることがあります。
血圧は、疲れやストレス、睡眠不足でも上がりやすくなります。
心身に負担がかかりすぎると、自律神経のうち「交感神経」が活発になります。
交感神経が緊張すると、心拍数が増えたり血管が収縮したりするため、一時的に血圧が上がりやすくなります。
特に、ストレスが続いたり、十分な休息が取れない状態が長く続いたりすると、血圧が高い状態が続きやすくなります。日本高血圧学会の2025年版ガイドラインでも、血圧管理のための生活習慣の一つとして「ストレス管理」が取り上げられています。
「寝ても疲れが取れない」人は要注意
まず、疲労回復には睡眠が大切です。睡眠不足が続くと、本来は夜間に下がるはずの血圧が十分に下がらず、高血圧のリスクが高くなることが分かっています。
また、睡眠時間が足りているつもりでも、睡眠の質が低下している可能性があります。
特に睡眠時無呼吸症候群は、高血圧と深く関係しています。また、過度の飲酒も睡眠の質を下げることで知られています。「疲れたからお酒を飲んで寝る」というのは、あまり良い方法ではないのです。
疲れたときこそ、血圧を測ってみましょう
「疲れているだけ」と思っていても、血圧が高くなっていることがあります。
家庭で血圧を測る習慣がある方は、疲労や睡眠不足が続いている時期には、いつもより血圧が高くなっていないか確認してみましょう。
血圧は一日の中でも変動しますので、1回の数値だけで判断せず、継続して測ることが大切です。
疲れを感じたら、まずは「休む」こと
血圧管理というと「減塩」「運動」「薬」などを思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、それだけではありません。
十分な睡眠、適度な休息、ストレスをため込まないことも、血圧を安定させるために大切です。
「最近疲れやすい」「血圧が以前より高い」「寝ても疲れが取れない」という方は、単なる疲れだと思い込まず、一度ご自身の血圧や睡眠について見直してみましょう。
高血圧は、動脈硬化を促進し心血管系の病気を引き起こす大きな原因の一つです。自分の健康状態を確認するためにも家庭血圧を測ってみましょう。
治療が必要なのかな、ずっと薬を飲まないといけないのかななど不安もあるでしょうが、高血圧の場合にはご相談ください。




